前略、カキモリより

カキモリのローラーボールの推奨メンテナンス方法

カキモリのオリジナルローラーボールについて、
・色を変えたい
・インクがうまく出ない
・カリカリ音がする
というお問い合わせを良くいただきます。
 
万年筆用インクを使うボールペンで、基本的に
万年筆と同様の書き方やメンテナンスが必要になります。 
また、万年筆用インクは一般的なボールペンのインクに比べ
粘度がかなり低いため、多少ペン先の摩擦音などが出る場合も
ございます。
 
少し癖のあるボールペンですが、美しい色をボールペンで
使える楽しさもあるので是非ご一読願います。
  
————
問題点: カリカリ音がする、インクフローが悪い
 
原因① 書くときに立てて書いている可能性があります。 
たてる
特に漢字圏では習字の影響からか立てて書く方が多いようです。 
このペンは立てて書くとインクがしっかりでず、ボールの摩擦音で
カリカリ音がしたり、文字がかすれたりします。

45ど 
写真のように約50°位に傾けて書くと滑らかに書けます。
普段より少し遠めに持つと傾けやすいです。 
 
 
原因② ペン先、ペン芯が乾いてしまった。
万年筆も乾かないようにできるだけ毎日使う必要がありますが、
このペンも同じように毎日少しだけでも使い、ペン先が
乾かないようにしてください。 
 
カキモリで色々試したところ、復旧には下記の方法が
一番適していると現状では判断しています。
  
・プラチナ 万年筆インククリーナーキット
(ヨーロッパサイズ専用 1260円 ICL-1200E)を使い洗浄する。 
基本的には説明書通りの流れで大丈夫です。 
せんじょうキット 
説明書通りに、水100mlで洗浄液を薄めます。 
ぺんさきいれる 
ペン先のみを入れて1日置きます。 外したコンバーターは水洗いで十分です。
すぽいとですすぐ
ペン先をスポイトで、軽く洗浄してください。 この際、あまり洗いすぎると、
ボールの滑りを良くする成分が流れてしまうので、1-2回程度の水の出し入れで十分かと思います。 
みずけをトル
しっかりと乾かします。完全に乾かすのはなかなか難しく、
ティッシュなどを軽く当て水気を取っていくのもよいかと思います。 
カク
インクをコンバーターから入れて、ゆっくり書き始めます。
最初は水分や洗浄液の残りが出てきてかなり薄く出てきます。
あまり焦らず、ティッシュで水分をとったり、軽く書いてみたり、
そのまま1-2日置いておくと、水分が飛んできて徐々に本来の
インクの色になります。 
また、強く振ってみると水分が出てきてインクが
ペン先に到達するのが早くなります。その際ペン先から
インクが飛び出しますので、ティッシュなどを
当てて振ってください。
 
  
インクの色を変えたい場合も同様に洗浄して、新しいインクを
入れてください。 
 
————
問題点: 購入した直後から、50°位傾けて書いてもカリカリ音がする。 
  
原因①: 初期不良
ペン先の初期不良の可能性があります。大変申し訳ございませんが、
ホームページの「カキモリへお便り」からメール、もしくは直接電話でご連絡願います。
ペン先の交換を念頭に対応いたします。 
 
原因②: インクとの相性
インクを薄めてたり、薄く淡い色だと粘度が低くなり
問題が発生しやすい事例があるようです。 
また黒に近い色のものですと乾きやすく、詰まりやすくなります。 
洗浄しても改善しない場合はインクとの相性の可能性もあるので、
インクの色を変えていただくか、カキモリまでお問い合わせください。 
 
————-

備考: 
万年筆用インクを使うローラーボールは、国産メーカーは作っておらず、
本商品はドイツのOEMメーカーで製造しております。 
基本はカートリッジ式ですが、カキモリでコンバーターを装着し、
スポイトやカップをつけることでインクボトルを使えるようにしました。
 
色々問題もありますが、インクボトルをボールペンで使えるという
楽しさを是非体験いただき、問題点は皆さまからの情報もいただきながら
少しずつ対応していきたいと思います。 
 
 
カキモリ 広瀬

 

  

2015-5-15 17:49 | お知らせ, インク, 筆記具 

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