前略、カキモリより

オーダーノートのつくりかた 第6回 「製本する」

お待たせいたしました。
 
オーダーノートのつくりかた 第6回 「製本する」 です。
 
カキモリのノウハウでは?と思ってしまいますが、
お店でも見えるようにしており、つくる過程も
知っていただいた方が楽しいと思いますので、
余すことなく書きたいと思います。
 
①部材を揃え、注文する
棚
 
部材をそろえる

これまでの「つくりかた」に沿って部材を棚からとり、
スタッフに注文内容を伝えていただきます。
 
確認したら、さっそく製本作業にとりかかります。
 
②リング製本する
リング製本
アメリカのリング製本機です。 
とてもシンプルな機能で、分かりやすい機械ですが、なかなかの曲者です。 
3ヶ月~半年に1回修理に出すので、
カキモリではバックアップ用にもう1台用意しています。 
 
実は初号機は、2回修理したものだったのですが、この前の
故障はドライブシャフトの破損という修理不能になり、引退することになりました。
現在新しいものを取り寄せ中です。
 
アメリカでは、大学の売店などに置かれてるらしいです。
レポートの提出数が日本と比べ物にならないので、
自分で印刷、製本し、製本するとのことです。
 
こつさえ掴めば、簡単にできるようになっています。
カキモリでも、今後ノートを自分でつくる、ワークショップを
企画しようと思っています。 
穴をあけるリングをとめる
話がそれてしまいました。 
本題ですが、穴をあけて、リングを綴じます。
ここまで約2分程度です。
 

③留め具をつける
封緘部材
封緘
ふうかん出来上がり

今回は封緘タイプを例にします。
留め具はトンカチやハトメをつかって手作業でつけています。
「トントン、カンカン」とお店に音を響かせつつ、約2分程で
取り付けます。

  
④出来上がり
これでオーダーノートの完成です。
とても簡単じゃないか? 
と思われるかもしれませんが、その通りです。
 
カキモリのこだわりは、実はこの製本工程よりも、
部材にあります。
  
薄い紙と厚い紙を貼り合わせる。
革を染色する。
布をくるみ製本する。
正確な大きさに断裁する。
罫線を印刷する。

部材として並ぶ前までのこの工程は、
とてもカキモリでは出来ません。
 
カキモリの周りには、江戸時代からの名残で、
これらの工程を支える下町の町工場が減ってきては
いるものの沢山あります。
 
この職人の方々にお願いして、カキモリの部材を
作ってもらっています。
 
また留め具につかうハトメやゴムなどの部材も、
蔵前周辺に問屋が集まっており、すべて近所で
部材を揃えています。
 
カキモリのノートはよく安いと言っていただけます。
それは、この職人の方々の協力によって支えられています。
是非、とっておかず、使いこんでいただきたいと願っています。

Šî–{ CMYK
 

これで「カキモリのオーダーノートのつくりかた」が
一通り終わりました。 
 
もうひとつカキモリのオーダーノートの大事な点は、
ノートの中紙が入れ替えられる点です。
 
最終回として「中紙を入れ替える」をアップします。
そこで今後の展開などもちょっと書きますね!

お楽しみに。
 
カキモリ 広瀬

 

 
 

2012-2-26 11:06 | お知らせ, オーダーノート 

track back URL:

  1. http://www.kakimori.com/wp286/wp-trackback.php?p=1037
  1. jalの情報誌で貴社のことを知りました。とっても大切に作られたノートを私も使ってみたいです。東京に行ったときは、ぜひ貴社に立ち寄りたいと思います。

    Commented by ケイコ

comment entry

このブログでは、コメント投稿時に確認画面がありません。
投稿ボタンをクリックするとすぐに記事に書き込まれてしまうので注意してください。